04大学院生?修了生の声
劉 哲麟(リュウ チェリン)経済情報研究科 修士課程修了
私は台湾出身で、2026年3月まで尾道市立大学大学院経済情報研究科に所属していました。台湾の国立嘉義大学からダブルディグリー制度を利用して尾道市立大学に留学しました。学部時代は情報管理を専攻し、機械学習やデータ分析などを学んできました。もともと日本の文化や社会に興味があり、日本で生活しながら情報技術を学ぶことができる点に魅力を感じ、尾道市立大学への留学を決めました。
日本に来たばかりの頃は、言語や生活環境の違いに少し不安を感じていました。しかし、大学の先生方や国際交流センターの方々、そして周りの友人たちがとても親切に接してくれたおかげで、徐々に日本での生活にも慣れていきました。尾道は自然が豊かで落ち着いた雰囲気の町であり、勉強に集中できるとても良い環境だと感じています。また、日本に来てからは基本的に自炊をするようになり、料理も少しずつできるようになりました。台湾にいた頃は家族が料理を作ってくれることが多かったので、自分で生活を管理することも良い経験になりました。
大学院では、SNSに投稿された観光写真を利用して都市の観光特性を分析する研究に取り組んでいます。具体的には、InstagramなどのSNSから収集した画像をディープラーニングモデルで分類し、都市ごとの観光イメージや特徴を分析しています。画像を分類した後には、データ分析や可視化を行い、都市間の違いや共通点を明らかにすることを目指しています。研究を進める中で、機械学習やデータ分析の技術だけでなく、問題をどのように整理し、データからどのように意味を見出すかという考え方も学ぶことができました。

また、研究以外にもさまざまな経験をすることができました。例えば、小学校での出前授業に参加し、子どもたちと交流する機会がありました。さらに、台湾から来た学生の学校訪問の際には中国語の通訳を担当することもありました。こうした経験を通して、日本と台湾の文化の違いや共通点を改めて感じることができました。また、広島県で開催されたスピーチコンテストにも参加し、幸運にも特別賞をいただくことができました。その後、地域のラジオ番組に出演する機会もあり、とても貴重な経験になりました。

将来は、これまで大学院で学んだ情報技術やデータ分析の知識、そして日本での留学経験を活かしながら、国際的な環境で働きたいと考えています。特に、日本と台湾の両方に関わる仕事に携わり、両国をつなぐ架け橋のような役割を果たすことができればと思っています。尾道市立大学での留学生活を通して得た経験や学びを大切にしながら、これからも成長していきたいと考えています。
1) ダブルディグリー制度
協定校との単位互換制度を利用して、学生に一定の期間において学習プログラムを修了させることにより複数の学位を授与するものです。ダブルディグリー制度を利用すれば、本学と協定校の両方の学位を同時に取得することができます。
2) 早期履修制度
本学大学院(経済情報学科)に進学を考えている学生のための、大学院科目を早期履修する制度です。通常、修士号を取得するには、学部の4年間に加え、修士2年間、合計6年間の学修が必要になります。当該制度を利用すると、学部4年間に加え、修士課程1年間の合計5年で修士号の学位を取得することが可能になります。

